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My Story②

更新日:2021年11月19日

催事部希望で百貨店に入社するも婦人服の部署に

キャリアのスタートは、都内百貨店。

大好きだった『三島由紀夫展』を開催した百貨店であることから、催事の部署を希望して入社。

ですが、まったく希望していない婦人服の部署に配属になりました。

花形の部署ではありましたが、売り場に立ちっぱなしで足がパンパン……

洋服を売る仕事が、本当に自分がやりたかった仕事なのだろうか? 

会社の人とつるむこともなく、妹や友人に愚痴を言う毎日を過ごしていました。 友人からガツンと言われたこと そんな中、大学院に進んだ友人から言われた言葉に、脳天を撃ち抜かれるほどの衝撃を受けます。

「仕事を変えたい、と言っても何も行動し


ないんだから、利恵子は本当に何かを変えたいわけじゃないんだよ。私はどうしてもやりたい勉強があって、どうしても大学院に行きたかったからそれを実現するために死ぬほど勉強して行動したよ」


あまりに正論過ぎてショックを受けました。でもすぐに、

「あなたは勉強ができるし、専門性はあるし忍耐力もある。とにかく周りの人から一目置かれる人だもの」

と反論。すると、

「いいんじゃない? 利恵子はそのままで。今の実力に合ってるんだよ」

と一言。

もう、立ち上がれないくらいに落ち込みました。確かに、

「楽しいことだけやっていたいし」「継続は力なりって何?」

というのがこれまでの基本スタンス。


そんな私ですから自分の力ではどうにもならない部署移動を願ったり、結構な労力を使う転職、とはすぐになりませんでしたが、まずは今いる部署で、良くなることを考えて行動してみよう、そう思うようになりました。 ビジネスの面白さに目覚める


初めにしたことは直属の上司に自分をさらけ出したこと。

催事部に行きたかったから婦人服に興味を持てないことを打ち明けたのです。

上司が元催事部だったことも幸いし、「予算をたてて担当してごらん」と、売り場の一部のプロデュースを任せてくれました。

きっと、たくさんの先輩方にも同じようにしていたのかもしれませんが、レイアウトを変えてみたり、接客も、担当する売り場を超えて、洋服の相性を考え提案することで売り上げが上がるだけでなく、自分の考え方も変わっていきました。

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